ミュージカルだけじゃない!国交省のやりたい放題
平成20年2月19日 10時0分配信 日刊ゲンダイ ミュージカルの公演にまで流れていた道路特定財源。国交省の地方整備局が03年度からの3年間で約5億3000万円もつぎ込んでいたが、流用はやっぱりそれだけじゃなかった。道路整備啓発の名目で次々にイベントを開催。ドライバーから吸い上げたカネをジャブジャブ使っていたのだ。
衆院予算委員会でミュージカル流用をただした保坂展人氏(社民)は、「国交省は『未知普請』と銘打ったいろんな啓蒙イベントを展開している。その財源を照会中ですが、道路特会から流れている可能性が高いとみています」と指摘する。
全国の出先機関は毎年「道の日」(8月10日)前後にイベントを仕掛けている。例えば、昨年のケース。
「みちフェスタ横浜2007」はイベント業者と840万円で随意契約を交わし、「横浜国道劇場紙芝居」とか「道路を守るラジコンゲーム」などを実施。仙台の「道路フェア2007」は随契614万2000円で、「人力車体験乗車」のほか、歌や踊りと盛りだくさん。「みんな大集合、道の日キャンペーン酒田」と銘打ったイベントも796万6000円の随契だ。「セグウェイ試乗会」や「ワンワン大サーカス」を開催し、まさにやりたい放題だ。
●人気歌手に道路礼賛ソングも依頼
滋賀国道事務所にいたっては、「桜」が大ヒットした歌手の河口恭吾を引っ張り出し、05年にテーマソングを作らせていた。タイトルは「会いにゆくよ〜未知普請のテーマ〜」。そのものズバリの道路礼賛ソングだ。
「FM滋賀でパーソナリティーを務めていた縁で、国交省のイベントを請け負ったびわ湖放送を通じて依頼が舞い込んだのです。『道路はどこまでも続いているよ』というメッセージソングを制作してほしいとのことでした。機関誌『すいすい』で事務所長とも対談しています」(所属事務所)
国交省道路局国道・防災課の寺元博昭企画専門官(当時)は、04年の講演で「『未知普請』は時代の必然」「3世代が観覧できるミュージカルとして感動を生み出し、多くの道ファンが誕生」などと自画自賛していた。一体、どんなファンが生まれているのか。
厚顔無恥という言葉は、国交省の役人のためにある。
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<発信箱>道路財源で地下鉄!?=与良正男(論説室)
平成20年2月21日 毎日新聞 例の道路特定財源からは今年6月開業する東京地下鉄副都心線の事業費にも数百億円が投じられている。関係職員用のマッサージチェアやらアロマ器具やら、啓発用官製ミュージカルやらへの支出は論外として、この話も考え込んでしまった。
なぜ、地下鉄に? 国土交通省の説明がふるっている。地下鉄ができればマイカー通勤者らが減り、道路の渋滞緩和につながるからだという。
国会で取り上げた民主党の長妻昭氏が指摘した通り、この理屈だと新幹線や飛行場も道路特定財源で造ることが可能になる。要するに福祉や教育には回さないが、国交省の省益に都合がいいところだけ、勝手に「一般財源化」していると言っていい。
道路建設推進派の人たちは「特定財源の恩恵を、地下鉄を利用する都会の人も受けているのだからいいではないか」という。それを言うなら……と私は思う。
道路が整備され、郊外に大型ショッピングセンターができた結果、さびれた商店街はいくらでもある。地方の鉄道や路線バスが次々と廃止されてきたのは、マイカー利用者が増えて乗客が減り、採算が合わなくなった事情がある。ところが、限界集落と呼ばれるような地域では高齢化だけが進み、いよいよ車を運転できる人自体が減り始めている現実がある。公共交通の再整備は深刻な課題である。
道路ができれば、地方はみなハッピーになれるかと言えば、そうではない。総合的な交通体系とは何か。いや、もっと視野を広げ、国土をどう形成するか。そんな議論が欠けていないか。
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おそらく、次の衆院選挙では自民党は大敗北を喫すると思います。拉致事件で頓珍漢な対応をした捨民党が議席数を1桁に減らしましたが、次回衆議院選挙では、
自民党の議席は100議席を下回ることもありうると思います。
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